ベイト工法とは
ベイト工法 - 時代に求められ進化した防除法
建物の周囲の土中に特殊容器(ステーション)を埋め込み、シロアリの脱皮を阻害する薬剤を含んだ餌(ベイト剤)で巣中のシロアリの習性を利用し、連鎖的に死滅させ、巣ごと根絶させる工法です。ベイト剤を摂食したシロアリが死亡するのは脱皮の時期であり、脱皮の時期は個体によって異なるため、脱皮阻害剤の効果は段階的に現れます。 薬を摂取したシロアリはすぐに死んでしまうわけではなく、効果が段階的だ、という点が重要です。
有害な薬剤を撒くことなく、
- 人体、ペットや環境に対して無害
- ほこりや悪臭が無い
- 施工時に家を傷つけない
- シロアリを全滅させることができるため再発率が低い
などの特徴があります。
こんな方にお勧めです
有害な薬剤を使用せず、お子様やペットに安全な工法です
- アレルギーをお持ちの方
- 小さなお子様がいるご家庭
- ペットを飼われているご家庭
- 薬剤による健康への悪影響が心配な方
- シックハウス症候群が心配な方
- 薬剤の臭いが気になる方
- 建物を傷つけずに施工したい方
- 多階層の建物へのシロアリ対策をお考えの方
- 多くの人が訪れる公共施設へのシロアリ対策をお考えの方
ベイト工法のしくみ
ベイト工法では、まず、建物外周の土中に埋め込んだ特殊な器材(ステーション)内に、シロアリが餌木(デバイス)を入れます。建物付近にシロアリの巣があれば、シロアリがこの餌木を発見します。 餌木は柔らかい材質の木材であり、シロアリを誘引するような薬品が含まれているわけではありません。
餌木を発見したシロアリは、その容器内を「餌場だ!」と認識します。餌を発見したシロアリは、他の仲間にも餌のある場所を伝え、その数を増やしていきます。そこにベイト剤と呼ばれる薬剤を投入し、駆除が始まります。
シロアリの巣が滅びるまで
さて、ひととおりのシロアリにベイト剤を食べさせることに成功したら、シロアリの巣の中では何が起こるのでしょうか?
餌を調達する役目を負っているのは「働きアリ」で、集団全体の95%を占めます。働きアリは、摂取したベイト剤を餌として仲間に分け与えていくので、ベイト剤の効果が連鎖的に巣の中まで広がっていきます。また、ベイト剤を食べた働きアリ自身も、脱皮の時期が来ると死んでいきます。
こうして巣中全てのシロアリを根絶させます。根絶後も新たなシロアリの侵入を防ぐ為、私たちが定期点検を行って監視していきます。
例えて言えば、インフルエンザのように次々と巣中のシロアリに伝播していき、じっくりと確実に、巣全体のシロアリを全滅させます。これがベイト工法です。「巣から根絶できる工法」という点で、薬を撒く従来工法(家の中に侵入させないための工法)とは目的が大きく異なります。
ベイト工法「サンガードシステム」
三和技研のベイトシステム - 「お客様にお手ごろな価格でご提供するために」
ベイト工法を本格導入した国内初の業者のうちの1つであり、ベイト工法の先駆者と呼ばれる三和技研も、導入当時は知名度の高かった「セントリコン・システム」という、欧米から輸入した資材を使用していましたが、これにはいくつかの問題点があることを感じていました。そのうちの1つが「欧米の製品のため高コスト」という点です。
お客様には、より安価でベイト工法をご提供したい。そのためには、なんらかの工夫が必要でした。
特許出願手続中
|